何故だ！？謎の体調不良！

北海道5日目。この日は朝から晩まで彼女と一緒にデートすることに決めていた。朝食もそこそこに2人で家を飛び出す。札幌の街は初売りの福袋やバーゲン目当ての人々でごった返している。その合間を縫うように1件のデパートへ。そこで彼女の為に指輪を買う。そんな高い指輪では無いが、デザインがお互いに気に入った。すぐにその場で彼女は指輪を左薬指にはめてくれた。じっと左手を見つめ、こっちに笑顔で振り向き一言「・・・嬉しいな。」と言ってくれた時、こっちも嬉しくて思わず涙ぐみそうになった。その後人混みを抜けて表へ。すると彼女が指輪のお礼にボールペンを買ってくれるという。文房具の専門店で今まで使ったこともないようないいボールペンを買ってくれた。デザインも少し未来っぽくて面白い。お互いウキウキしながら札幌の街を歩く。人混みに疲れたので少し喫茶店で休み、また少し歩いた後軽い昼食としてファーストフード店で「きのこグラタンバーガー」を食す。・・・これがあとで悲劇を呼ぼうとは・・・。店を出て、いよいよ昨年末のリベンジを果たすべくホテルへ。・・・しかしどうも調子が良くない。・・・久々なだけではないようだ。しきりに汗が出るし、胃がムカムカする。結局彼女にとってはやや物足りない状況のままで風呂へ入ることに。・・・風呂に入っていると、急に頭がボーッとなり、強烈な吐き気が襲ってきた。ひとまず胃の中身を全て吐き出し、ベッドに横になる。・・・ヤバい。異常なまでの汗が額から噴き出してくる。おまけに吐くものは無いのに胃から嘔吐感が続き、手足に痺れが生じてきた。・・・結局タクシーを呼び、必死に看病してくれた彼女のお陰で何とか彼女の家まで戻ることが出来た。吐き気は治まったが今度は激しい胃の痛みが・・・。手足の痺れは痛みに変わった。・・・ツラい。でも彼女の懸命の看病のお陰で、徐々にではあるが快方に向かっていった。しかし今夜は最後の夜だというのに、俺が体調不良の為彼女を抱いて寝る事が出来ない自分が凄く不甲斐なかった・・・。